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2014.04.17 Thursday

ジェフ・ベック 2014年4月5日尼崎アルカイック・ホール&4月16日大阪フェスティバル・ホール

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    これでジェフ・ベックを見るのも10回目くらいだが、一つのツアーで2回も行ったのは1999年の「フー・エルス」ツアー以来。バンド編成は前回の来日ツアーから加わったベースのロンダ・スミス、ドラマーのジョナサン・ジョゼフ、以前のジェニファー・バトゥンのような位置といえるギター&ギター・シンセのニコラス・メイヤーの4人編成。キーボードなしというのは珍しい編成だ。当初はヴァイオリニストも入っていたが、どういうわけか外れていた。

    ステージ・レイアウトは左から、ジェフ・ベックのアンプ、ベース・アンプ、ドラム・セット、ニコラスのアンプとなっていた。自分の席は右側だったが、前回来日公演の経験から「しめた!」と思った。そう、コンサートが始まるや否やジェフ・ベックは自分のアンプ&ボードをセッティングしてある左側ではなく、中央〜右側で演奏するのだ。だからメンバー全員が中央〜右側に集結し、左側はガラ空きになってしまう。誰かレイアウトを変更してやれよと言いたくなる。左側の最前列よりも右側の方がよっぽど良いからだ。


    尼崎アルカイック・ホールでは5列目だったので、ベックのマーシャル・アンプ生音を堪能、そして演奏の細部や表情まで観察できた。前回の来日時はフェンダー・ツイードの小型アンプと思しき音色が大ホールではショボかっただけに、マーシャルのラウドで太い音色は嬉しい。

    のっけから近々完成予定の新作に収録されるであろう新曲が間にジミ・ヘンのリトル・ウイングを挟んで3曲披露される。最近の一般的なコンサートではオープニングはみんなの知っている曲で始めて盛り上げるところを、ベックはそんなこと知らんとばかりに突き放す。しかしここ10年くらい似たようなセットリストにやや食傷気味だったので新鮮である。

    「エンジェル」でのフレットのないハイポジションでのスライド、「ウェア・ワー・ユー」でのアームによる音階といった90年以降の必殺技も馴れたもので、演奏途中に観客が声をかけても余裕で手を振るくらいだった。

    英国民謡の「ダニー・ボーイ」はソロ・ギターでスタート、左手親指でベース音を押さえ、アームによるコード音ビブラートも使いながら器用にこなしていく。

    しかしやってくれたのは「レッド・ブーツ」でのことである。この曲ではキメのブレイクを繰り返すが、そこで腕を振り上げてみたら客も盛り上がったので調子に乗ってしまったのだろう。2回目は違う振り上げ方をしたが、3回目くらいになるとネタが切れてしまい、まるで「万歳」のポーズになってしまったので大爆笑してしまった。単に思いつきでやってしまったのだろう。相変わらず見てくれのことなど何も考えていない。

    コンサートの8割は左側は誰もいない状態で進んで行く。左側がガラ空きになっているのを気にしたロンダがやや左に寄る場面もあったが、自分のボード、モニター、そしてマイクは中央やや左寄りなので、そんなにしょっちゅう離れるわけにもいかない。そしてベックはエフェクターを踏む時だけ左に行くものの、踏むや否やすぐに右側に戻ってしまう。まるで「右側だけライブハウス」状態だ。しかし思い起こせば2005年の来日時、中央にセットされていた時には不機嫌且つ不調だった。少々不自然でも、ベックにとっては楽しく演奏できるステージ・レイアウトなのだろう。


    ツアー最終日の大阪フェスティバル・ホールは2階ほぼ最後列という位置だったが、バランスのよい音響で聴くことに集中できた。5列目ではマーシャルの生音が大きすぎて、ドラムやサポート・ギターの音がよく聞こえなかったのだ。セットリストは「ザ・パンプ」、「ブルー・ウインド」の2曲が外れ、かわりに新曲が加わった。これらもおそらく近々完成の新作収録曲なのだろう。印象に残ったのはヘヴィーなリフ〜中近東風メロ〜プログレッシブな展開の楽曲だった。

    しかし何と言ってもに自分にとってのハイライトは、両日ともアンコールの頭だ。ベック一人ステージに登場し8分のベースラインをキープしながら弾かれたGの3コードのちょっとしたアドリブ・ソロだ。60年代〜70年代にはお約束だった「じゃじゃ馬億万長者のテーマ」もやらないかと期待したが、そこまでは至らずにすかさず「ローリン・アンド・タンブリン」になった。途中ロンダ・スミスのボーカル(歌詞はないのでスキャットか)も加わり大いに盛り上がった。


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