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2013.10.03 Thursday

アンディ・フェアウェザー・ロウ ‐2013年9月28日 コットンクラブ東京

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    以前紹介したアンディ・フェアウェザー・ロウのギグに行ってきた。当初自分は9月下旬〜10月にかけてZUM南米ツアーを予定していたので行けないものとあきらめていたが、幸か不幸かツアーが延期となったため、すかさずコットンクラブでの4日間8公演のうち最終公演を予約したのだった。

    さて、オープニングはアコースティック・ギターを抱えて一人で登場し、「初めて来日した22年前はこんなことをやっていた。」とビートルズの「ヒア・カムズ・ザ・サン」のさわりを弾いた。そう、彼の初来日は1991年、ジョージ・ハリソンのバック・バンドの一員としてだったからだ。さらに「その次はこんなことをしに来た。」と「レイラ」のイントロを弾いてみせた。その翌年にはエリック・クラプトン・バンドの一員として来日したのだった。 「さらには2002年にはこんな風だった。」とピンク・フロイドの「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウオール・パート2」のイントロを弾いた。ロジャー・ウオーターズ・バンドのメンバーでやって来たからだ。そして今回が自分名義では初来日であることを告げた。

    ラグタイム調の曲をソロで弾き語ると、バンド・メンバーをステージに呼び込んだ。編成はベース、ドラムス、サックスを加えた4人。アンディはアコースティックとエレクトリック・ギターを持ち替え、サックスはテナー、アルト、そしてベーシストも基本エレベだが一曲はエレクトリック・アップライト・ベースに持ちかえる場面もあった。

    アコースティックではラグタイム調、カントリー・ブルースのフィンガー・ピッキング、そしてエレクトリックではアンプを過激に歪ませたワイルドなトーンをフラット・ピックを使ったり、ピックを放り投げて指で弾いたりしていた。色んなスタイルを弾き分けるが彼は本当に巧い。大抵サポート・ミュージシャンは主役より巧いものだが、彼の場合はもちろんそうだ。他人のバック・バンドとしてのライブでは目立たないサポート・ミュージシャンに徹し、めったにギター・ソロを披露することもない彼が、この日は伸び伸びと弾きまくってくれたのが本当に嬉しかった。

    ステージではユーモアの利いたMCでも楽しませてくれた。オープニングの自己紹介もそうだったが、曲間では「A&Mから3枚のソロ・アルバムを出したが、76年にアルバムを出した頃にレーベルはピストルズと契約した。それからというもの、我々にとっては悪夢の日々だったね。」と言ったり、「昔からジミー・リードみたいに弾きたいと思って練習を続けているが、いまだに弾けないよ。」と言った具合である。

    セットリストは、これまでに出されたソロ・アルバムの楽曲に様々なカバー曲をおりまぜた内容だった。カバーで印象的だったのは、ちょっとマニアックなビートルズの「アイル・ゲット・ユー」、そして「64年頃は親の居ぬ間にこっそりこんな曲を練習していた。」と紹介して始めたストーンズ・バージョンの「ルート66」。ギター・ソロはもちろん完コピだ。

    しかし何と言ってもこの日のハイライトは本編ラストの「ギター・インスト・セクション」だった。まず「ピーター・ガンのテーマ」、続いてシャドウズの「アパッチ」、そして最後はフレディ・キング(それともブルース・ブレイカーズ&クラプトン・バージョンと言ういうべきか?)の「ハイダウェイ」。おそらく彼が最も影響を受けたであろうギター曲で否応なく盛り上がった。

    そしてアンコールは彼にとって最大のヒット、エイメン・コーナーの「ハーフ・アズ・ナイス」で締めくくった。

    終演後はこういった小クラブでのお約束、物販コーナーでのサイン会が行われた。発売したばかりの新CDが出ていたので早速購入、そしてしっかりサインをもらった。サインしてもらっている間「この日を21年待ちわびていました。ジョージ・ハリソンのコンサートであなたが弾いたソロに完全にぶっ飛ばされました。また是非来て下さい!」と言うと、「そうか、ありがとう。それなら次回までまた21年待っていてくれ!」と最後まで素敵な冗談で応えてくれた。






    発売になったばかりの新作CD


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