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2012.06.25 Monday

UK大阪公演 2012年6月19日

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    UKのデビューは自分が音楽に目覚めて間もない1977年頃だったと思うが、実際にその音を聴いたのはそれから3年ほど経ち、解散した後のことだった。何度も聴いてはみたものの、それほど夢中になることもなかった。

    しかし今回、エディ・ジョブソン、ジョン・ウェットン、テリー・ボジオのトリオで再結成・来日ということで、この機会を逃すと次はないだろうという危機感、そして3人とも自分が夢中になったバンドに参加してきた「歴戦の勇士」だったこともあり、公演が決定したその日に即(チケットが取れたら)行くことに決めたのだった。そして運よくチケットも手に入れることができ、この日を楽しみにしていた。

    だが当日は季節はずれの台風が大阪を直撃しそうな状況だったので、中止になるだろうと半ばあきらめていた。しかし夕方にサイトをチェックしたところ、嬉しいことに予定通り開催とあった。少し早かったが雨風が少しおさまっていたので、会場のある難波に向かうことにした。

    開場の1時間以上前には難波に到着したので、時間潰しにいろいろ見て回ろうと思ったが、どこもかしこも台風の影響で早じまいしている。少し不安になったものの、軽く食事を済ませ、会場であるなんばハッチに到着すると大勢の中年達が集結しているではないか。皆「アメニモマケズ、カゼニモ・・・」やってきたわけだ。

    開演前にトイレに行くと、大学時代のバンド仲間にバッタリ出会った。20数年ぶりの再会である。彼が来るのはSNSで知っていたので、何となく会えるのではないかと思っていたが、まさかトイレで会おうとは想像もしなかった。

    さて、開演までステージには幕が降りたままである。この手のライブではミュージシャンがどんな機材を使っているのかチェックするのも楽しみの一つだが、これでは全く見ることが出来ない。

    開演時刻も過ぎ、BGMが途切れた時、どこからともなくUKコールが沸き起こった。サウンドマンも気を利かせてBGMを止め、そこらじゅうからUKコールが起こるにまかせていた。

    そして遂に幕が開き、「おおーっ!」と歓声が沸き起こった。下手にはキーボードがシンプルにセッティングされ、中央にはベース・アンプ、そして上手には巨大なドラム・セットが組まれている。ツイン・バスどころか6バスくらいはある。360°コックピットのようにタム、シンバル類、その他パーカッションが並べられた様は写真や映像では見たことがあったものの、やはり実物を見ると圧巻である。

    そしてエディ・ジョブソンが登場し、シンセの重低音が場内に轟きわたった。そう、「アラスカ」のイントロである。ボジオ、ウェットンも登場し本編に突入した。

    ボジオを見るのは89年のジェフ・ベック来日公演以来だが、その時のボジオはかなり抑えた演奏で面白くなかった。しかし今回はフルセットで、そして自身が参加していたバンドでの演奏ということもあり、本領発揮である。

    そして最も驚いたのは、ウェットンの好調振りである。彼を見るのもスティーヴ・ハケット&フレンズ以来なので、もう20年振りくらいなのだ。その時は日本ツアーだけのプロジェクトだったからかも知れないが、残念なことに音程は甘く、声もあまり出ていなかった。しかし今回は声量も表現力も申し分なく、往年のウェットン節が炸裂である。数年前に大きな手術をしたという話を聞いたので、不安に思っていたのだが、昨年の春から3度も来日をするほどの好調振りである(この9月にはエイジアとして来日!)。

    さらにジョブソンも良かった。彼を見るのは初めてだったのだが、アナログ・シンセ系、オルガンを中心としたその音色の選び方が素晴らしい。またバイオリンの音色も昔からそうだったように甘いトーンで、エレクトリックでも耳に優しい音作りだった。

    途中ジョブソンのキーボード&バイオリン・ソロがあり、さらにボジオのドラム・ソロでは巨大なセットを駆使し、打楽器というよりメロディ楽器のような演奏を聞かせてくれた。遠くて見えなかったのは残念だが、バス・ドラムでリフを奏で、その上で様々なパーカッション群を自由自在に操っていたようだ。

    そして本編最後は「イン・ザ・デッド・オブ・ザ・ナイト〜プレスト・ヴィヴァーチェ〜バイ・ザ・ライト・オブ・ザ・デイ」とファーストA面メドレーで締めくくった。

    最近、往年のバンドを見に行っても全盛期とは比べ物にならないくらい劣っているが、それでも「本物」を見れてよかったと自分を納得させて帰ることが多い。しかし今回は全員いまだ全盛期と言っていいくらいだった。

    さらに嬉しかったのは、通常1階は立ち見のみのなんばハッチで、キャパが少なくなっても敢えて座席を並べてくれたプロモーターの配慮である。この手のコンサートで本編2時間+開演前1時間立ちっぱなしはつらい。昨年のイタリアン・プログレ・フェスの時もそうだったが、客層も40〜50代中心なのでこれは本当にありがたい配慮である。

    今回は久しぶりに胸がスカッとする素晴らしいコンサートだった。

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