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2016.12.01 Thursday

医学の進歩

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    今年の1月、人生初の入院・手術を経験した。

    これまで病気はもちろん、怪我や骨折で入院したこともなかったので、大ごとである。しかし、それにしても驚いたのは現代医療の発達ぶりである。

    自分の場合、肺がん(左肺上部に約3センチの腫瘍: T-1b)が見つかり、手術を受ける事になった。腹腔鏡手術だったので、わき腹や背中に3箇所、各数センチ程度の切り口からカメラやマジックハンドを挿入し、左肺上部を摘出するというものだった。

    午前中に手術、午後から一晩は集中治療室でベッドにいたが、翌朝には早くも病室に戻り、昼からは普通食になった。そしてとにかく歩けとの事だったので、朝昼2回は病院内を歩き回るようにした。最初の数日は点滴やらドレーンやらの管が体から出ていたので、動きにくく、また苦痛でもあったのだが、それらが外れるごとに楽になっていった。

    もっとも苦しかった事といえば、術後、麻酔から覚めた瞬間、呼吸をしても息が吸えない感覚だった事だろう。オペ室のスタッフは指先にはめた酸素計測器では、充分に酸素が行き渡っているから安心しろと言ったが、あれは嘘だったと思う。行き渡っていたかもしれないが、おそらくせいぜい一割程度ではないかと思う。

    最も痛かった事といえば、尿管を抜かれた時のことだ。普段は若いナースが世話してくれているが、この時ばかりはちょっとベテランのナースが「えいやっ!」と引き抜いてくれた(最も恥ずかしかった事であるかも知れない…)。

    あらたな発見といえば、コーヒーには鎮痛作用があるという事だ。ある夜、それまで日ごとに痛みも和らいでいたのに、何故か疼いて眠れず、ナースを呼んで痛み止めを追加してもらわなければならないことがあった。考えてみるとその前日、前々日と毎食後には病室に持ち込んだドリップコーヒーを飲んでいたのだが、その日だけは自粛して緑茶にしていたのだ。その翌朝からはまたコーヒーを飲むようにしたら、そこまで痛むことはなくなった。

    結局、入院期間はわずか2週間足らず、さらに退院1ヶ月後には何をしても良いとされたので、早速プールに泳ぎに行ってみたが、何も問題はなかった。

    しかし、退院後最初の診察にて、向こう2年間は抗ガン剤を服用するよう強く勧められた。

    この時はさすがに不安になって、医師にこう聞いてみた。

    「すみません、それを飲むとハゲますか?」

    以降、10ヶ月服用し続けているが、幸いにも我がバンドメイト達のようなヘアスタイルにはならないで済んでいる。

    コメント
    がんが発見されたのは定期検査によるものですか? それとも自覚症状があったのですか? 手術後、先生の方から、再発を防ぐための食事の指導などはありましたか?
    坂本龍一はマクロビオティック(食べ物の陰陽のバランスを考えながら食事をする考え方)を実行しているようです。
    • Log
    • 2016.12.06 Tuesday 07:56
    Logさん

    毎年受けている健康診断の胸部レントゲンでひっかかったのがきっかけで見つかりました。何の自覚症状もなかったので、本当に驚きました。

    食事の指導は何も受けてませんが、元々(と言ってもここ10年程度ですが…)割と気をつけていました。

    病気が発覚して変えたことと言えば、夜型生活を改めました。また、10代半ばからほとんどシャワーだけの毎日でしたが、なるべく湯船に浸かるようにしました。あとは毎日太極拳の練習をやったりしています。

    • Shinkuro
    • 2016.12.06 Tuesday 23:07
    漢方を部分的に使う医者はいても、食事の指導はしないという事から、まだまだ西洋医学と東洋医学の乖離があると思います。
    その東洋医学にしても、きちんとした指導の下に行わないと、自己流の断食は危険。
    玄米菜食に偏らず、肉や魚も適度に食べ、一口50回噛んで食べれば、病気の原因は遠のくでしょう。
    • Log
    • 2016.12.08 Thursday 06:52
    Logさん
    ありがとうございます。
    今回の事で、健康のありがたさを痛感しました。
    食事、適度な運動、そして睡眠という、当たり前のところを改善して再発を免れたいところです。
    • Shinkuro
    • 2016.12.10 Saturday 07:27
    今週号の「週刊文春」の表紙をめくると、ロバート御用達のESPの広告が。でも、なんとなくPRSの雰囲気がするデザイン。
    DIG別冊に載っている、ロバート直々にギターシンセ・ピックアップを内蔵する改造依頼の文章は、超プロフェッショナル同士のやりとりだと思う。
    • Log
    • 2016.12.16 Friday 18:35
    Logさん
    情報ありがとうございます。

    ここ10数年くらいの間にも、クリムゾン・ギターズなど世界中のルシアー製作のカスタムギターを手にしてきたロバートですが、ギターシンセ用ピックアップは必須仕様ですね。
    • Shinkuro
    • 2016.12.17 Saturday 06:42
    YouTubeで「太陽と戦慄パート供廖嶌討喟屬ぐ夢」を、アマチュア、プロによるカバーを多数視聴しましたが、この曲のフィールを出せるのは本家のクリムゾンしかないですね。
    中には単なるハードロックになってしまっている演奏も結構ある。
    「太陽と戦慄」の原題に関する質問はロバートもうんざりしているだろうけど、この2曲はどういう点に留意して演奏しているのか聞いてみたいですね。
    • Log
    • 2016.12.26 Monday 08:50
    Logさん
    この2曲は自分も昔カバーしました。
    太陽と戦慄はイントロのコードリフの弾き方でハードロックぽくなってしまいますね。
    またジャイルズ、ミューア、ブルフォードら、ジャズのバックグラウンドがあるドラマーが叩いていたというのも、独特のフィールの秘密かもしれません。
    • shinkuro
    • 2016.12.28 Wednesday 07:20
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