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2016.02.13 Saturday

ドン・フェルダー

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    自分が意識的に音楽を聴き始めた頃ヒットしていた曲のひとつが、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」だった。最初に聴いたのはAMラジオだったので、終盤のギターソロが始まるやいなやフェード・アウトされたのだが、それでも充分に印象に残っていた。

    実際にアルバムを通して聴いたのは、それから2年くらい経ってのことだった。その時はギターの魅力より楽曲の良さ、そしてアルバム全体の完成度の高さに驚いたものだった。しかしやはりギター小僧としては、「ホテル・カリフォルニア」のギター・ソロ(バトル)をコピーしないではいられなかった。いざ弾いてみると、前半のドン・フェルダーのソロも素晴らしいが、区切りにグリッサンドをきめたり、1弦をベンド・アップしたのち、指の下にもぐりこんだ同フレットの2弦をベンド・ダウンするという技(一部では「ジミ・ヘン・フレーズ」と呼ばれた)が飛び出す後半のジョー・ウォルシュのパートにより魅力を感じたものだ。しかし、今から数年前に出版されたドン・フェルダー自伝によって、それらソロは全てフェルダーによって書かれたものだったことを知り、非常に驚いた。

    「ホテル・カリフォルニア」ではソロ以外にも聴き所が多く、トレード・マークとも言えるイントロの12弦ギター、歌のバックで聴ける二人のギタリストによるオブリガート、そしてレゲエ調のリズムに合わせて刻まれる、ミュートして音程を完全に殺したカッティングなどである。

    同アルバムでは、続く「ニュー・キッド・イン・タウン」でも、複音中心にしたフェルダーによる素晴らしいソロが聞けるし、「駆け足の人生」や「暗黙の日々」での緻密なギター・バッキング・リフの組み合わせ方も完璧としか言いようがない。

    それ以前のレコーディングで最も印象的なソロは、その前作「呪われた夜」である。ブレイクの後、いきなり最終フレットをベンドしたギターで出せる最高音からスタートし、ロング・トーンとスタッカートをうまく組み合わせた絶妙のソロが聴ける。少しブーミーなファズ・サウンドも心地良い。

    自伝では、イーグルスの舞台裏を暴露した部分が衝撃的だったが、ギター弾きとしては10代半ばで無名同士だったスティーヴン・スティルスとバンドをやっていたことや、のちにイーグルスを結成するバーニー・レドンとの出会い、さらに地元でフェルダーにギターレッスンを受けていた10代前半のガキの一人にトム・ペティがいたりと、興味深いエピソードがたくさん書かれている。

    やはり、凄いギタリストには一人ではなれないということだ。


    ニュー・キッド・イン・タウン

    >
    呪われた夜



     

    コメント
    クリムゾンのヨーロッパ・ツアーから、Jeremy Staceyというドラマーが参加するようです。
    • Log
    • 2016.03.07 Monday 22:26
    Logさん
    情報ありがとうございます。
    リーフリンの「長期休暇」が何なのか気になります。
    • shinkuro
    • 2016.03.08 Tuesday 11:25
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